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ダッハウ収容所

ゆみちゃん、開運の旅★心震えるところ1

出発まであと 156日

 

第二の人生スタートに際し、人間の素晴らしさを日々感じている今日この頃

同じくらい、人間の愚かさも絶対に忘れてはいけないのです

 

10年ほど前、ミュンヘンの郊外にあるダッハウ収容所を訪れました

ナチスが1933年に設立した最初の常設強制収容所です

その後のナチス収容所のモデルにもなったと言われています

 

ダッハウ収容所(跡)では、人間という生き物がどれほど弱く愚かで危うい一面を持っているかを思い知らされます

人類が犯した過ちを絶対に忘れないために博物館が建てられているのです

働けば自由になる」という言葉が書かれた鉄の門(トップ画像)、復元された収容棟、焼却炉、

ガス室、ナチスの行為について説明された映画(13歳未満入室不可)や沢山の写真、

展示に添えられた説明文、人間の体で表現されたモニュメントなどを見ることができます

これらを見る事は非常にエネルギーを必要とします

※写真撮影OKなのですが、私は一枚も撮ることが出来ませんでした。

ブログで載せている写真は、他の資料をお借りしています

 

正直、途中で気分が悪くなり休憩を入れながら進まなければ最後まで観る事が出来ないほど、

どの展示物も当時の悲惨な行為がそのまま記録されており、

私たちの心に強烈なメッセージを刻みつける内容です

私たちのグループは高校時代の友人で、3家族での個人旅行でした(1家族がドイツ在住)

6歳~40代後半の10人です

私は映画を観る事が出来ませんでしたので、子ども達と映画室の外で休憩タイム

子ども達の最年長13歳男児も、映画室に入室したものの途中で退室して来ました

彼は無言で退室してきました

 

展示のスタートは、ヒトラーがなぜあれほど躍進したのかを解き明かす時代背景の説明からです

どうしてあそこまで人々がヒトラーを支持し、残酷な行為が出来たのかが初めて理解出来ました

人々の心に巣食う、不安や恐怖がもたらす果てにあるものが本当に恐ろしい行為へと繋がったのです

 

ドイツ人の高校生、大学生は必ずここを何度か訪問しています

歴史の事実から目を背ける事なく、人類の負の遺産を後世に伝える貴重な場所を訪れています

世界中の人々の平和学習の場としても用いられているのです

ダッハウ収容所は、ミュンヘン郊外にありますが、公共交通機関で大変訪問しやすいところです

現地ツアーもあるようです

時間を作っても行ってみて欲しいところです

 

私は、人間の弱さや愚かさ、残酷さを忘れない様に戦争記念館などがあれば、

必ず訪問するようにしています

 

ベトナム・ホーチミンにある戦争証跡博物館も多くの気付きと学びを得ることが出来ます

人間はとても弱く脆く、愚かで危うい生き物であることを忘れてはいけないのです

 

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