最期の送り方
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改運開運★日常のつぶやき8
改運の旅、出発まであと 161日
視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚・・・人間が最期まで機能するのは
聴覚だそうです
昨年の5月に父は他界しました
施設に入所していた父が4月中旬に体調を崩したので、訪問看護を依頼
この看護師さんが、本当に丁寧にショートメールで状況を知らせてくださいます
そんな中、父の体調がかなり不安定になったとの連絡
「これまでのご経験から、あとどのくらいだと思いますか?」
「数か月大丈夫なこともあります。しかし、これまでの経験から数日・・・だと思います。」
この言葉を聞いて、直ぐに関東から熊本の実家へ帰りました
最期は自宅で一緒に過ごしたいという私の自己満足な申し出を、施設も在宅医療の医師も、
訪問看護ステーションの方々も、皆さんが協力してくださり、受け入れてくださったことで
自宅へ父を連れて帰ることが出来たのです(介護タクシーのストレッチャーを利用)
自宅でのケアと酸素吸入器のレクチャーを受けて、父と最期の時間が始まりました
他県へ住む姪とその婚約者も駆けつけてくれて、一緒に過ごしてくれたお陰で、
とても賑やかな晩餐が三日間続きました
夜は父の布団の横に私の布団を並べて、異変があれば直ぐに判るようにしました
晩餐では、口内清掃用のスポンジ(割りばしに小さなスポンジが付いている感じ)に、
父が好きだったキリンラガービールを浸して、口の中を拭ってみました^^
残りは私の胃袋へ
これまた父の好物のカレーも同様に!
臭覚も健在だと聞いていたので、カレーはハンディー扇風機でカレーの匂いを漂わせてみました~
好きだった石原裕次郎のCDを枕元でずっと流して、父の武勇伝(?)を姪達に話して聞かせ、
不謹慎なくらい賑やかで楽しかったです
父はお風呂、それも温泉が大好きで夫婦二人になってからは、
自宅のお風呂に入らず、毎日夕方から地元の温泉センターへ行っていました
だから、三日目の夜は姪達とこの温泉に入って帰りにペットボトルに温泉を持ち帰り、
洗面器にあけて父の顔や身体を拭いてみました
きっと気持ち良かったと思います
こんな風に三日間過ごして四日目の明け方、父の呼吸が変化しました
死戦期呼吸というらしいです
姪を呼んで、それぞれ父へ最期の言葉を送りました
そして静かに呼吸が止まりました
やりたい放題!私は父を自己満足100%で送ることが出来たので、
清々しい気持ちで父を荼毘に付すことが出来ました
最期まで、聴覚は機能しているのです
是非、大切な人を送る時には伝えたい言葉を声に出して言ってみてくださいね