1年9カ月の介護休業
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改運開運★日常のつぶやき68
改運の旅、出発まであと 58日
2020年9月下旬に兄が脳梗塞で倒れてから、仕事と実家サポートを並行させ、
そして数か月後には、会社員退職後の新しい稼ぐ力を身に付けるための行動を起こしました
私の当時の仕事は、仕事が勤務時間内で収まりません
収めようと思えば出来ないことは無いのですが、
私の代わりに仕事対応してくれる人が必要になるのです
1年ほどは、営業所の所長と所属チームの店長が私の仕事を相当サポートしてくださり、
他の同僚の協力も得て、なんとか見かけ上は仕事をこなせていました
しかし、兄が救急病院からリハビリ病院へ転院し、その入院期限の半年が過ぎるころから、
精神的にも介護(及び実家の雑務)と仕事の両立に限界を感じ始め、
2021年の10月から100%仕事を休むことになりました
幸いにも国の制度として「介護休業」があり、私の在籍している会社の親会社は、
東証一部上場企業の中でも社員へのバックアップ体制を謳っている会社だったため、
すんなりと介護休業を取ることが出来ました
介護休業の概要は簡単に言うと次の通りです。
●介護休業については在籍する会社のルールと、国のルールがある
介護休業取得条件(国のルール&会社のルール)と、
介護休業中の給付金取得条件(国のルール)は異なる
●介護給付金とは、失業給付金や育児給付金と同様、国から支給される給付金で、
一人の要介護対象者(要介護2以上)に付き、93日分を上限とする
二人の給付金対象要介護者がいれば、93日×2=186日分が上限となる
●介護休業期間は、一人の要介護対象者につき最長通算2年間
4人の要介護者がいれば、理論上は8年間の休業が可能
この期間については、在籍する会社のルールです
(国ルールでは一人通算93日)
介護の内容は、人によって千差万別です
周囲から、その介護についてとやかく意見出来るものではありません
私の場合は、兄が倒れたのが兄62歳の時だったので、
年金受給前でかつその当時はまだ事業を営んでいた事
重度認知症の母と、大腿骨骨折から歩けなくなった父は、二人共施設で生活しており、
兄が両親のキーパーソンだったこと
兄は社会へ適応出来ない姉の行動の抑止力になっていたこと
この状況から、私が兄の代理人になるには休業して取り組む他ありませんでした
これが出来たのは、介護休業という制度があったお陰だと思っています
その兄も、発病から1年半が経過すると、障害年金の申請が可能となり、
発病から2年後の2022年9月には施設を出て、自宅で一人で生活出来るまで回復しました
2022年5月に父が、2023年2月に母が続けざまに他界し、
姉も拠り所の両親が他界したこともあって、何とか症状が落ち着いています
私の介護サポートも、軽度サポートで十分間に合う様になりました
2023年2月、3月の仕事復帰にあたって、今後の仕事について会社と話し合いをしました
その結果、3月には復帰せず2023年7月10日まで休暇を延長することになりました
(2023年7月に兄は65歳となり、年金制度の確定手続きが完了します)
2021年10月1日~2023年7月10日
1年9か月間の介護休業でした
私が介護休業出来たお陰で出会った人、考えた事、経験して身に付けたことは、
とても貴重でこれからの人生に大きく影響するものでした
介護する立場に立たなければ、介護休業という制度を使わなければこれらは無かったかもしれません
介護と自分の心身に余裕を作ってくれた介護休業という制度、
自分と自分の大切な人達を守るためにも、介護休業を取得出来たことに感謝しています
厚生労働省の「介護休業制度」↓について
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/ryouritsu/kaigo/